

一条工務店の契約から引き渡しまでの流れってどんな感じなの?
一条工務店を契約した方、これから契約しようか検討している方、一条工務店を契約してから引き渡しまでの流れについて簡単に紹介します。
一条工務店は一ヶ月に行える上棟数が決まっており、自分が建てたいスケジュールと一条工務店のスケジュールを調整しながら打ち合わせを行っていきます。
最短でも契約から引き渡しまで10ヶ月程度かかります。
融資のタイミングが遅くなったり、打ち合わせ期間が延びると、更に工期が延期になることがあります。
また、今回のコロナウイルスの影響で海外の工場がストップし、住設が入ってこないトラブルなどがありました。
こういったことがあると、否応なしに工期が延期する可能性があります。
もちろん、コロナウイルスの影響は一条工務店だけが受けたわけではなく世界的に影響があったので、よほどのことが無い限りスケジュールが延期になることはないと思います。
それでは、早速契約から引き渡しまでの流れについて紹介します。
一条工務店を契約してから引き渡しまでの流れについて
この記事の信頼性
2020年1月に一条工務店のスマートシリーズを契約した私【福井人】が、一条工務店について分かりやすく紹介します。
✔我が家の情報について
我が家は一条工務店のi-smartシリーズを契約しました。
現在ではもう一つ上のランクのグレイスシリーズの住宅設備をアイスマートでも採用できます。
我が家はグランスマートの住設を採用しました。
契約してから引き渡しまでの流れ

契約してから引き渡しまでの流れはこんな感じです。
簡単に一つずつ紹介していきます。
① 契約

契約金:100万円
契約するには100万円必要です。
実は契約の前に【地盤調査】や【見積確認】などがあります。
【見積確認】については別記事で紹介しています。
参考:【仰天】一条工務店アイスマート35坪の見積もり
一条工務店は耐震性には非常に強いこだわりをもっているので【地盤調査】は念入りに行われます。
我が家の土地も四隅の【地盤調査】を行いました。
一条工務店は契約前に【地盤調査】などを行う都合上、契約前には土地を決定していることが条件になります。
スウェーデン式サウンディングと呼ばれる方法で【地盤調査】を行います。
契約時のポイントが、契約時の坪単価が着手承諾時に適用されることです。
✔坪単価について
契約時の坪単価60万円、着手承諾時に65万円に上がっていたとしても、契約時の坪単価60万円で建物を建てることができます
契約時:坪単価60万円 建坪数 40坪の場合の建物費用 2400万円
着手承諾時:坪単価65万円 建坪数 40坪の場合の建物費用 2400万円(建物費用は変わらない)
例えば2年後に家を建てる予定がある人も早めに契約する方がお得に家を建てることができます。
② 敷地調査

契約後は【敷地調査】を行います。
実は敷地には様々な法的な規制があります。
建ぺい率や容積率なんかは耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。
こちらの記事で建ぺい率や容積率について解説しています。
参考:家づくりの順序を守る
建築関係申請以外にも農地転用申請などの各種申請が必要な場合は、早めに準備すると吉。
申請には長くて半年程度時間がかかります。
我が家は畑を宅地に農転するのに半年くらいかかりました。
費用も3桁万円かかりますので注意。
③ 打ち合わせ

ここでようやくお待ちかねの打ち合わせ開始です。
要望や法的制限を考慮しながら基本となるプランを作っていきます。
設計士さんが契約時に聞いた建坪数で基本プランを作ってきてくれます。
それを基に間取りを作成していきます。
色んな要望があると思うので、ちゃんとメモして打ち合わせに臨むといいですよ。
インスタグラムで「♯一条工務店」で検索すると膨大な投稿が出てくるので、参考にしてみてください。
私も”我が家の家づくりの記録”としてインスタグラムをしているので良かったら参考にしてみてください。
福井人のインスタグラム
我が家の打ち合わせ内容についても参考として書いておきます
打ち合わせ回数に上限はないので、気の済むまで何回でも行ってくださいね。
ちなみに私もこの後何回か打ち合わせしています。
打ち合わせが完了すると、これまで打ち合わせで決めてきたことの確認である【最終仕様確認】を行います。
打ち合わせ内容で決めたことに本当に間違いがないか、念入りに確認してくださいね。
これを基に家が建てられます。
④ 着手承諾

いよいよ家づくりも後半戦スタート。
預り金:80万円
着手金:工事請負金額の1/3 - 契約金(100万円)
【着手承諾】時には一千万円以上のお金を用意しておく必要があります。
【着手承諾】時には融資が完了しているといいのですが、そうでない場合は”つなぎ融資”を利用できます。
”つなぎ融資”とは住宅ローンの手続きが終わるまでの間に必要になる資金を一時的に融資するもの。
住宅ローンの審査が完了し、金融機関から融資の内諾を得ていることが条件です。
工事着手承諾書に署名と捺印を行うと、着手承諾完了です。
その後の仕様変更はできません。
厳密にはできるのですが、【着手承諾】後の仕様変更には別途費用が発生することがあります。
十分に考えた上で【着手承諾】を行ってください。
⑤ 融資申込

住宅ローンの申込を行い、金融機関へ融資を行ってもらいます。
キャッシュで一括で支払える余裕があればいいのですが、大抵の人は住宅ローンを借りることになると思います。
この時に「どの金融機関を選べばいいのだろう?」と悩むことがあると思いますが、それぞれの金融機関の住宅ローンの特徴を比較して自分が気に入った住宅ローンを選択してくださいね。
⑥ 着工

いよいよ工事が始まります。
近隣住民の方へ挨拶をしておくと吉。
【着工】にはこれらの書類が必要になります。
地鎮祭を行うなら、【着工】のタイミングで行います。
【着工】では建設予定地に盛り土を行ったり、土留めを行ったりして土地を整えます。
この工事を”1次外構工事”といいます。
土地の状態によって”1次外構工事”費用が大きく変わってきます。
また、上棟時には資材置き場や駐車スペースとなる部分も造成します。
土地を整えた後、基礎を造っていきます。
着工から約1ヶ月後に【上棟】、約4ヶ月程度で【引き渡し】になります。
⑦ 上棟

上棟金:工事請負代金の1/3
【上棟】では数日にわたって屋根まで一気に組み上げます。
一条工務店は壁や浴室がユニットとして準備されているので、それをクレーン車で吊り上げて所定の位置に配置していきます。
工事現場を見学したいときは事前に営業さんへ連絡を入れる必要があります。
ふらっと行って、勝手に工事現場に入るのは絶対にやめましょう。
何よりも危険です。
一条工務店は建てた家がどの程度の気密なのかを測定しています。
測定の際は営業の方から連絡があると思うので、立ち会うのも面白いと思いますよ。
多くの方が床暖房の敷設前の姿を見に行くみたいですね、
一面銀世界の姿はそのタイミングでしか見れないので、非常に貴重です。
⑧ 完了検査

最終金:残金全額
【完了検査】は建築主事・指定確認検査機関が行います。
これを終えるとようやく引き渡しです。
もちろん、施主である方もタイルの欠けや床の汚れなどを確認できます。
指摘した部分は工事業者が修正してくれます。
最終金の振込が一条工務店側で確認できた時点で【引き渡し】です。
⑨ 引き渡し

待ちに待った【引き渡し】です。
【引き渡し】後に”引き渡し確認書”に署名をして、【引き渡し】完了です。
その後、土地家屋調査士が建物の登記登録を進めます。
同時期に建物が建築基準法に適合しているかを確認する完了検査が行われます。
【着手承諾】時に支払った”預り金”は諸費用の支払いが完済した時点で清算されます。
大抵、半分の約40万円は返金されます。
【引き渡し】後のアフターメンテナンスは24時間体制で受け付けているので安心してください。
【引き渡し】後、多くの人が”2次外構工事”で門柱を建てたり、駐車場を造成したりすると思うので、実際に住めるのは【引き渡し】から少し後になります。
【まとめ】契約から引き渡しまでの流れ

今回は一条工務店の契約から引き渡しまでの流れについて紹介しました。
一条工務店は1ヶ月の上棟数が決まっているので、上棟が希望のスケジュールで行えない可能性があります。
しかし、その分一軒当たりの品質が保証されています。
皆さんが引き渡しまで無事完了し、住み心地の最高な一条工務店のお家で生活できることを願っています。
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