下がり天井を採用するメリットとデメリットについて教えて欲しい。
下がり天井はただ天井が下がるだけと思ったら間違いです。
効果的に使うことでよりお部屋がお気に入りの空間になりますよ。
この記事はこんな人にオススメ
この記事を読むと分かること
下がり天井を採用することで空間・視覚に与えるメリット・デメリット
下がり天井のちょっとした話
家づくりを行うと、あれやこれやと色んなことを試してみたくなりますよね。
その中の一つに下がり天井があります。
下がり天井と聞くと『天井が低くなる』とマイナスなイメージを抱く方もいるかもしれません。
しかし、下がり天井を効果的に採用することで視覚的に広く見えたり、空間をスタイリッシュに見せる効果があります。
インスタグラムで「#下がり天井」で検索するオシャレな投稿がたくさん出てくるので参考にしてみてください。
我が家が下がり天井を採用した理由についても紹介します。
下がり天井のメリット・デメリット
下がり天井:天井の一部が他の部分よりも低くなっている天井のこと
別名、折り下げ天井といいます。
始めにそんな下がり天井のメリットを実例付きで紹介。
下がり天井のメリット
下がり天井を効果的に利用することで得られるメリットは沢山あります。
① 空間をさりげなく仕切る
下がり天井を採用することで空間に起伏を作る
天井の一部が下がっていることによって視覚的にその部分のみが独立しているような錯覚が生じます。
下がっている天井部分に目には見えない壁ができます。
さらに適度に天井が下がっていることによりその空間がリラックスできる空間であると人は錯覚します。
一方で、下がっていない天井の方は【開放感】を演出することができます。
下がり天井は5㎝~20cm程度のものですが、下がり天井が無い部分は相対的に開放感を感じます。
人間の脳って凄い!
一例
キッチンダイニングに下がり天井・リビングに吹き抜けを採用した場合
ダイニング側はより落ち着いた空間に、吹き抜けはより開放感を演出できる
② スタイリッシュな空間を演出
間接照明と組み合わせることで下がり天井をスタイリッシュに演出
間接照明を点灯させることで下がり天井がある空間だけが部屋から浮き上がったような演出をすることも可能。
下がり天井に間接照明を採用することで下がり天井の折り下げ幅も大きくなります。
それによってメリット①で挙げた【空間を仕切る】効果も存分に期待できます。
寝室やリビング、キッチンなど付ける場所によって雰囲気が変化する下がり天井の間接照明。
下がり天井を検討している方は間接照明の導入も検討するとより満足度の高いこだわりの家づくりができますよ。
③ 天井裏の排気ダクトの出っ張りを隠せる
一部のみが下がるなら全部下げる理論
こちらはキッチンに下がり天井を採用した場合のみのメリット。
対面キッチン・アイランドキッチンなどでレンジフードが外壁に面していない場合、画像のように天井の一部だけが下がることになることがあります。
一部だけ下がるのって何となく嫌じゃないですか?
キッチン種類によっては排気ダクトの配管経路計画も考慮する必要があります。
一部だけ天井を下がるというのは見た目的にも好みじゃないという方はキッチンの天井を下がり天井にすることでアクセントになるだけでなくダクト配管も含めて隠すことができます。
下がり天井のデメリット
続いて、下がり天井のデメリットについて紹介。
下がり天井を採用するのは実はメリットだけではありません。
① 採用するのにオプション料金がかかる
我が家の場合はキッチン部分を4.5畳分下がり天井にして5万円
ただ天井を下げるのみではメリハリが付きにくいので、下がり天井にアクセントクロスも同時に採用しました。
オプション費用は大体アクセントクロスを含めて7万円程度。
下がり天井に採用したアクセントクロスや我が家に採用したクロスについて紹介しているので参考にしてみてください。
② 掃除するのが大変
下がり天井をL字型にする場合は注意
間接照明を入れたりすることで下がり天井が画像のようにL字型になります。
こうすることで下がり天井部分がより浮き上がった印象となり強烈なアクセントとなりますが掃除が少し大変。
下がり天井の高さは2m以上の高さの位置にあるので、椅子や脚立の上に上って掃除する必要があります。
クイックルワイパーの伸び縮みタイプなどの掃除用具があれば床からできるので安全かつ手間もかからないのでオススメ。
我が家が下がり天井を採用した理由
排気ダクトの影響で天井が一部のみ下がるのが見た目的に好みではなかった
対面キッチンの我が家はレンジフードがリビングに面するようについている+外壁に面していない側の壁にレンジフードを設置しました。
下がり天井を採用しない場合はレンジフードから外壁の換気口に向かって天井が一部だけ下がることになります。
一部下がるのは見た目的にダサいと感じたので思い切ってキッチン全体を下がり天井施工にしました。
下がり天井は引き渡し後に簡単に追加工できる部分ではないので、今打ち合わせをしている方で少しでも違和感があったときは設計士の方に相談するのがベスト。
下がり天井には木目調のアクセントクロスを採用しました。
採用したアクセントクロスはインスタグラムにまとめているので参考にしてみてください。
【まとめ】下がり天井について
今回は下がり天井を採用するメリットやデメリットについて紹介しました。
下がり天井は空間全体をゆるく仕切り、メリハリをつけるメリットがあります。
下がり天井を採用する場合のオプション料金も一条工務店の他のオプションと比較したら良心的な価格なため採用しやすいです。
後から付け足すことができない部分ですので迷った場合は設計士さんに聞いたり、実際に下がり天井を採用した方の話を聞くのがオススメ。
今回の記事が皆さんの参考になると嬉しいです。
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