
今回の記事では一条工務店のパワーコンディショナーの設定について紹介!
どの設定で運用を行うのがオススメなのか・設定毎のこんな人にオススメ!について同時に紹介します
自分の家に合ったモードを設定することで買電電力を抑えて電気代を節約をできますよ

記事の最後に電気代を抑えるポイントを紹介中!
この記事はこんな人にオススメ!
この記事を読むと分かること
太陽光発電システムの【パワーモニター】アプリの最適な設定
太陽光発電システムについて

一条工務店の太陽光発電システムについてよく知らない方、採用を迷っている方はまずは採用することでどんなメリットがあるのかについて簡単に紹介します。
電気代が高騰している昨今、太陽光発電を効果的に使うことで日々の電気代を抑えることも可能です。

導入できる余裕がある人は導入するのがオススメ!

太陽光発電システムを搭載しても搭載費用は回収できるの?
「元が取れるのか?」ということについては別の記事で検証しているのでぜひ参考にしてみてください。
パワーモニターの設定


蓄電池の設定は以下の4種類
※正確には蓄電池や太陽光発電システム全体の運転を管理しているのは【パワーコンディショナー】という機器ですので、その機器の設定を変更しています。
パワコンの設定はスマートフォンやタブレットの専用アプリ【パワーモニター】を使用して行います。
アプリのインストールがまだの方は太陽光発電システムの管理には必須のアプリですので、ダウンロードを行ってください。
蓄電池の運転モードはいつでも変更できるので、翌日の天候によって逐次変更する形での運用がオススメ!
➤ パワーモニターの使い方はこちらから
① ノーマルモード

あらかじめ設定した【充電時間帯】【放電時間帯】で蓄電池の充放電を行うモード
【ノーマルモード】は単価が安い夜間の時間帯に蓄電池へ充電し、蓄えられた電力を単価が高い昼間の時に使うことで買取電力を抑える設定。
【ノーマルモード】は自己消費分以外の太陽光発電システムで発電した電気は原則全て売電します。
ですので、売電量は一番多いという特徴があります。

FIT制度が適用できる最初10年間は【ノーマルモード】での運用がオススメ。※但し売電単価が高い人のみ
しかし、2023年現在電力料金が高騰し、【ノーマルモード】での運用はオススメができない設定となりました。

どうしてノーマルモードはオススメできないの?

皆さんも知っているウクライナ危機が原因。
その影響で電気を作るのに必要な原油が値上がりしたからなんです。
電力料金の高い昨今、次に紹介する【節エネモード】での運用がオススメ!
※2023年2月現在
蓄電池の充電設定


蓄電池へ充電する時間帯はパワーモニターから設定が行えます。
➤契約している電力会社の夜間電力料金時間帯が23時~翌7時の場合
- 充電時間:22時~6時
- 放電時間:6時~22時
こんな感じで充放電時間を設定すればOKです。
電池の使いきりレベルはお好みで設定してください。
- 売電単価 > 夜間電力単価+燃料費調整額+再エネ賦課金の人
② 節エネモード

蓄電池への充電を太陽光発電の電力で行うモード

電気代が高騰している今、この設定がオススメ!
【ノーマルモード】は昼間に発電した電気は自己消費分以外は全量売り、夜間電力で蓄電池へ充電します。
しかし、【節エネモード】は太陽光で発電した電力を使い蓄電池へ充電します。

せっかく作った電気を売らないの…?

電気代が高騰している今は、電気は売るよりも貯めるのが節約のカギ!
夜間電力で蓄電池へ充電を行うノーマルモードと比較して、蓄電池の充電を太陽光で発電した電気でまかなうため買電の電気代を抑えることが可能。
雨が続く等で蓄電池のバッテリー残量が0%の状態が続く場合は、蓄電池の能力維持のために電力会社から電力を購入し充電することがあります。
※充電が0%の状態はバッテリーに悪影響を及ぼすため注意。
通常使用時に蓄電池のバッテリー残量をどの程度残しておくかを0~50%のレベルで設定することができます。
10%程度残しておく設定がオススメ。
【節エネモード】で運用することで毎月の光熱費を安くでき、かつ売電収入も得られるという太陽光発電システムの最適化を図れる可能性があります。

契約している電力会社や住んでいる地域によって条件は変わります。
- できるだけ電気代を抑えたい方
- 電力は自己消費でECOな暮らしをしたい方
節エネモードをオススメする理由
【節エネモードで運用する場合】
本来売電できた太陽光発電の電力で蓄電池を充電→売電電力量が減少
しかし、電力会社から買電する電力量も減少→電気代が安くなる
最初の10年間はFIT制度があるため原則夜間電力単価<売電電力単価の状態です。
ですので、発電した電気を売る方が一見お得に見えます。

しかし、この部分が落とし穴…
【Looop電気のスマートタイムプラン(東京電力管轄)】2023年1月時点
FIT価格:21円/kWh、夜間電力:17.8円/kWhの場合
- 1kWh当たり21円-17.8円=3.2円/kWhの差額
節エネモードは本来売電していた電気を使用して蓄電池へ充電するため単純計算で1kWh当たり3.2円の差があります。
※売電する方が1kWh当たり3.2円得をする
しかし、最近は電気料金の高騰で一概に発電した電気を売電している方がお得とは言えない状況になりました。

そもそも電気代の内訳について知っていますか。

電気代はこれら4つの料金の合計で成り立っています。
近年の燃料費調整額(3.4円/kWh:2023年2月分)や再エネ発電賦課金(3.45円/kWh:2022年度)の高騰や各社の電気代プランの単価の上昇により、発電した電気を売るのが賢い選択では無くなりました。
2022年後半には大手の電力会社が次々と燃料費調整額の上限撤廃を発表しているため、これからの電気代は更に高騰していくと考えられます。

政府が1月に発表した負担軽減策があれど、各家庭の電気代の高騰は避けては通れないです…
これからのパワコンの設定は【節エネモード】で運用することで買電を減らすという方法がオススメ。
これから更なる電気代の高騰が考えられるので、しっかりと計算してどの設定がお得になるのか見極めてくださいね。

こちらの記事↓で電気代を節約するポイントについて紹介しています。
③ 蓄電モード

常に蓄電池が満充電の状態で待機し停電に備えるモード

計画停電の際に切り替える非常用電源のモードとしてお使いください。
蓄電池が満充電になった場合は他のモード同様に余剰電力の売電を行います。
- 計画停電が控えている方
④ スマートモード

【ノーマルモード】と【節エネモード】を組み合わせたハイブリッドモード
蓄電池の充電時間帯を設定し、それ以外の時間帯は【節エネモード】と同じ動作をします。
朝は深夜に蓄電池へ充電した電力を使用し、夕方には日中太陽光で充電した電力を使用します。
そうすることでできるだけ電力の自己消費を行います。
こちらも【節エネモード】同様に蓄電池の充電レベルを設定することが可能です。
上手に充電レベルを設定することで朝の時間帯に放電する分だけを夜間電力で蓄電池へ充電し、昼間の太陽光発電からの充電量を多くすることができ、買電電力を極力抑えることが可能。
- 売電収入も欲しいけど自己消費もしたい方
【まとめ】パワコンの設定について

一条工務店の太陽光発電システムのパワーコンディショナーの設定は一度設定を行えば勝手に切り替わることはありません。
※太陽光発電システムの運転は全て自動的制御
常に管理センターによってモニタリングされているため、太陽光発電システムの運転が停止したり、異常がある場合は修理や点検の連絡があるので安心してください。
パワコンの設定をしっかりと見直すことで光熱費を削減できるなどのメリットがあります。
設定されていない方は今一度確認してみてくださいね。

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電気代節約へのファーストステップ!

手っ取り早く電気代を節約できる方法を知っていますか?
使用する電気代を減らす、使っていない家電のコンセントをできる限り抜く等、電気代を節約する方法はいくつかあります。
しかし、この方法よりも手っ取り早く節約できるのが【電気を提供している(契約している)電力会社を見直すこと】。

電力会社を変えたことで年平均3万円節約できているデータもあります。
同じ量だけ電気を使っていたとしても契約している電力会社によって一月の電気代は変わります。
例えば、大手電力会社の【従量電灯B】を比較すると最も高い電力会社と安い電力会社で2000円以上も差があります。

でも、どこがオススメの電力会社なの?
住んでいる地域や使用している電力量で一概に「ここがオススメ!」という電力会社はありません。

そこで利用したいのが電力料金比較サイト【エネチェンジ】。
国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号やいくつかの条件を入力するだけで、あなたに最適な電力会社を見つけることができますよ。
中には現在お得なキャンペーンを実施している電力会社もあるので、ぜひ一度試してみてくださいね。
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