ホルムアルデヒドってどんなモノ?
危険なの?
ホルムアルデヒドは発がん性のある危険な物質です。
この記事はこんな人にオススメ!
この記事を読むと分かること
ホルムアルデヒドの危険性
本題の前に
【ホルムアルデヒド】は耳慣れない単語ですので知らないという方もいると思いますが、ホルムアルデヒドはすごく身近に存在します。
身近なものでいうと接着剤や塗料に含まれていて、安価なため建材に多く利用されます。
実は一条工務店の構造用合板の接着剤にもホルムアルデヒドは使用されています。
至る所に使用されているホルムアルデヒドですが、発ガン性がある人体に有毒な化学物質。
ツンとした刺激臭があり、濃度によっては粘膜へ刺激を与えます。
ホルムアルデヒドはその揮発性から人体に影響を与え【シックハウス症候群】を引き起こす代表的な化学物質と言われています。
今回は一条工務店の構造用合板に使用されているホルムアルデヒドの危険性やホルムアルデヒドが引き起こすシックハウス症候群について紹介します。
ホルムアルデヒドの有毒性について
まず始めに伝えておきたいことが、一条工務店が使用している接着剤に含まれるホルムアルデヒドの量には危険性がほとんど無いということです。
住宅の高気密化が進む中住宅の室内空気を汚染する様々な化学物質。
中でも合板等から放散されるホルムアルデヒドが室内空気汚染の原因物質の一つとして過去に大きく取り上げられました。
シックハウス症候群との関連性を指摘されたホルムアルデヒドなどの化学物質は2003年7月1日に建築基準法の改正により住宅への使用量に規制がかかりました。
改正後の建築基準法では厚生労働省が定めた指針値を上回らないようホルムアルデヒドを放散する可能性のある建材については、換気回数と当該建材のホルムアルデヒド放散量に応じて、内装仕上げの使用面積を制限することとなりました。
また、シロアリ駆除剤で使用されていたクロルピリホスはその有毒性から使用が禁止されました。
では、具体的にどの程度のホルムアルデヒド放散量であるならば住宅建材へ使用できるのでしょうか?
ホルムアルデヒド放散量の制限
住宅建材へ使用できるホルムアルデヒド放散量については下表のように定められています。
表示区分 | JAS記号 | ホルムアルデヒド放散量(平均値) | 使用面積制限 |
---|---|---|---|
規制対象外 | F☆☆☆☆ | 0.3mg/L以下 | 制限なし |
第3種ホルムアルデヒド発散建築材料 | F☆☆☆ | 0.5mg/L以下 | 床面積の2倍以内 |
第2種ホルムアルデヒド発散建築材料 | F☆☆ | 1.5mg/L以下 | 床面積の0.3倍以内 |
第1種ホルムアルデヒド発散建築材料 | F☆ | 5.0mg/L以下 | 使用禁止 |
☆が多いほどホルムアルデヒド放散量が少なく、安心な建材であるといえます。
住宅に使われている建材・施工材を調べる目安にしてみてください。
一条工務店は特類の構造用合板を使用しており、ホルムアルデヒド放散量は最上位等級のF☆☆☆☆ですので、安心してください。
放散量の基準値はデシケータ法と呼ばれる方法で放散量の程度(ホルムアルデヒド放散量単位:㎎/L)に従って区分されています。
デシケータ法については下記記事を参考にしてみてください。
ホルムアルデヒド放散量試験について
シックハウス症候群について
シックハウス症候群(病気の家症候群)という名前の通り、居住者の健康を脅かす問題のある健康障害を指します。
主な症状は咳や鼻水、喉が渇く、目がチカチカする、めまいや頭痛を引き起こします。
住宅に使われたホルムアルデヒドを日常的に触れたり吸い込むことでシックハウス症候群となり集中力の低下や不眠、だるさ、微熱や腹痛、皮膚病やアレルギー反応、さらには癌や白血病を引き起こすことが分かっています。
そういった危険性から2003年の建築基準法の改正でホルムアルデヒド放散量の制限や換気設備の導入などの規制が行われました。
更に2015年には住宅建材への使用がより厳しくなりました。
2015年以降に建てられた住宅はホルムアルデヒドによるシックハウス症候群の発生は限りなく低いです。
【まとめ】ホルムアルデヒドについて
一条工務店の建材はホルムアルデヒド放散量の少ない最高等級のF☆☆☆☆が使用されています。
また、特類の接着剤ですので非常に水にも強いです。
一条工務店が使用している木材についての詳細は下記記事を参考にしてみてください。
今回の記事が皆さんの不安を少しでも軽減してくれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
一条工務店に関して様々な記事を書いているので参考にしてみてください。
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