一条工務店って標準仕様で全館床暖房だけど実際の使い勝手はどうなの?
床暖房ってどのくらい暖かいのか、光熱費はどうなのか?気になりますよね
この記事はこんな人にオススメ
この記事を読むと分かること
快適な生活を手に入れるために犠牲にすべきこと
全館床暖房のちょっとした話
一条工務店と言えば、全館床暖房が標準仕様!
というのは、一条工務店に興味を持った方はご存知のことだと思います。
冬場に一条工務店のモデルハウスへ入ると全館床暖房の実力にびっくりします。
一条の全館床暖房だとエアコンも石油ストーブも使わずに1階も2階も全て同じ温度を保つことができます。
体験していない方は実際にモデルハウスに足を運んでみてください。
性能の高さと実績は折り紙の一条工務店ですが、実は全館床暖房にもメリットとデメリットがあります。
今回の記事では全館床暖房を導入するメリット・デメリットについてまとめてみました。
この記事の信頼性
2021年4月から一条工務店のアイスマートへ引っ越し、夫婦2人暮らしを始めています。
インスタでも家作りの情報を発信しているので参考にしてみてください!
全館床暖房のメリット
メリット① 家中が快適空間
全館床暖房の最大のメリットが家中どこも同じ温度であること。
一条工務店の全館床暖房は温水式。
お湯をフローリング下の配管に循環させて家中を暖めます。
輻射熱で温めるので足元から頭の先まで平均的に温まります。
家中の温度が一定なので【ヒートショック】のリスクも限りなく低いです。
フローリングの下に配管が通っているので、冬場にフローリングが冷たいなんてことは一切ありません。
我が家に来たゲストの方は、最初にフローリングが冷たくないことに感動しています。
我が家はリビングに10畳の吹抜を採用しているのですが、1階も2階も温度に差が無く同じ温度で感動しました。
エアコンだとこうはならなかったと思います。
リビングもトイレもお風呂も全部同じ温度なので、冬場のお風呂が寒すぎて入りたくない問題から解放されます。
とりあえず【最高】、この一言に尽きます。
メリット② 光熱費が高くない
光熱費も全然高くなくて嬉しい限りです。
我が家は太陽光発電システムを導入している恩恵もありますが、現状毎月の光熱費が一万円を超えたことがありません。
一条工務店は【高気密・高断熱】住宅ですので、家で温めた空気が外に逃げていくことがありません。
家の温かい空気を逃がさないので室温が一定、かつ24時間ずーっと床暖房を稼働させても光熱費が高くなりません。
電力会社を見直しして【Looopでんき】に加入したことも光熱費が高くならない要因です。
一条工務店の太陽光発電を導入・検討している人は下記記事が参考になるかも…
メリット③ 灯油を買いに行く手間が無い
石油ストーブに必須の灯油。
しかし、給油が大変…
雪国で暮らす人にとっては石油ストーブは冬に必須のアイテム。
※筆者は一条工務店で家を建てるまでは、毎冬家の石油ストーブの前でぬくぬくしていました。
その石油ストーブの最大のデメリットである灯油の買い出しと灯油が無くなった時の毎回の給油。
このストレスから解放されるのは個人的にメリットとして大きかったです。
全館床暖房のデメリット
デメリット① 部屋が乾燥する
結構乾燥しますが、対策もあります。
冬場なので乾燥しやすいのは仕方がないことですが、特に全館床暖房の場合は乾燥度合いが激しいです。
場合によっては部屋の湿度が30%前半まで下がることもあります。
湿度が下がりすぎるとインフルエンザなどのウイルスが活発になるので要注意。
※ガスや石油で炎を燃やすストーブの場合は燃焼時に二酸化炭素と水蒸気を発するためある程度の湿度を保つことができます。
一方でエアコンや床暖房など燃焼を伴わないものは空気を暖めるだけなので、温度が上がった分、空気を乾燥させることになります。
乾燥対策の一番簡単な対策:加湿器を導入すること
加湿器は使用方法を間違えると部屋中に菌をばらまく危険な存在になるので、導入する際はその点にも注意!
特に超音波式の加湿器は死亡事故も起きているので危険です。
加湿器の導入を検討している方はスチーム式やハイブリッド式と呼ばれる加湿器を購入しましょう。
象印の加湿器は値段は張りますが、その分性能は申し分なし。
一台で家中加湿することも可能でしょう。
2つ目の対策:お風呂の湿気を有効活用する方法
入浴後の脱衣室・洗面室の湿気をサーキュレーターを用いて、リビングやダイニングへ送るというモノです。
このときは浴室のドアは開けておいてくださいね。
サーキュレーターが無い方は入浴後にお風呂のお湯を直ぐに捨てずに2~3時間そのまま放置しておくのも効果的です。
そんな対策も面倒という方は濡れタオルを部屋にぶら下げておくだけでもそれなりに加湿されます。
デメリット② メンテナンスが必要
たまのメンテナンスと故障時のメンテナンスがあります。
不凍液 or 水を室外機へ供給する
一条工務店の床暖房は配管にお湯を循環させることで部屋を暖めています。
このお湯は少しずつですが減っていきます。
不凍液 or 水が減りすぎるとエラーが発生し、床暖房が停止します。
水位が減るとエラーが出るのでそのタイミングで供給すればOK。
毎年のように出るモノではないのでご安心ください。
不凍液は10年に一回を目安に交換が推奨されています。
※交換には5万円程度かかるようです。
Rayエアコン故障時のメンテナンス費用が高額
一条工務店の床暖房は長府製作所製のRayエアコンと呼ばれる温水熱源機付のエアコン(室外機)によって実現しています。
全館床暖房を担うのはRayエアコンではなく室外機の方ですが、故障時には高額なメンテナンス費用が掛かります。
※室外機の耐用年数は10年程度
故障時には交換費用に40万円近くかかるかも…
Rayエアコンの交換費用自体は一般的なエアコンと同じくらいの価格で交換可能なのですが、室外機故障時には出費が…
快適な暮らしの代償ですね。
配管破損時はメンテナンスが大変
一条工務店の床暖房用の配管の耐久性は50年以上と言われていますが、床に画鋲や釘を刺して配管に穴を開けてしまったときや万が一破損したときには交換が必要になります。
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これから一条工務店を契約する方には必読の記事ばかりです。
【まとめ】全館床暖房のメリット・デメリット
床暖房はメリットもデメリットもありますが、結論【快適で最高】です。
一条工務店の全館床暖房はコストパフォーマンスという観点でいうと業界最高です。
※他HMで採用しようと思うとそれなりの値段になります。
また、一条工務店は断熱性・気密性に優れた住宅ですので床暖房のランニングコストを抑えることができます。
メリットもデメリットもある床暖房ですが、【床暖房のある暮らし】は他に代えがたい快適さがあります。
今回の記事が一条工務店を検討している方の参考になると嬉しいです。
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