エアコン1台での【全館冷房】を聞いたことはあるし、興味はあるけどどうやって始めるのか分からない…
今回の記事では全館冷房の始め方について紹介します。
この記事を読めば、今日から全館冷房を始められますよ。
ポイントを押さえて全館冷房を実現しましょう!
この記事はこんな人にオススメ!
この記事を読むと分かること
全館冷房を始める上で大切なコトと始め方
本題の前に
全館冷房の生みの親を知っていますか?
一条工務店にはさらぽか空調と呼ばれるデシカント換気システムを使用した全館除湿のオプションがありますが、家中除湿するという機能故に導入費用とランニングコストが高額というデメリットがあります。
一方でふえっぴーさんの提唱する全館冷房は導入費用・ランニングコストが安価で最近の高気密高断熱住宅であるなら真似しやすいことから、家アカ住人の中で人気を博しています。
全館冷房は家作りの打ち合わせ段階から検討しておけば、本当にエアコン1台で全館冷房が可能な夢のようなシステムです。
今回はそんな全館冷房の始め方について紹介していきます。
全館冷房は導入費用・ランニングコストが安価
全館冷房のメリット
全館冷房をすることでどんな効果があるの?
全館冷房が生み出す効果には様々なモノがあります。
全館冷房を行う最大の目的は家中を除湿することによってダニやカビの発生を抑制し、快適な住環境を構築できることにあります。
家づくりの打ち合わせ段階から検討することでエアコン1~2台のみで家中の除湿が行えるためエアコンの設置台数を削減できます。
エアコンの設置台数を減らすことで建築時のコストカットが行える他、家の外に設置する室外機の数も減ります。
室外機の数が減ることで家を外から見たときに景観が悪くなるリスクを減少させることもできます。
また、洗濯物を外に干す必要が無い(部屋干しで乾く)ので「いつ洗濯機を回すか」という問題も解決できます。
※外に干さないので服に付いたPM2.5や花粉、虫などを家の中に持ち込むリスクを0にすることができます。
全館冷房には家を除湿させる以外にも様々な副産物があるので、やっていない方はこれを機会に始めてみてください。
全館冷房を行う上で「どんなメリットがあるのか」「どうしてやった方がいいのか」ということを頭に入れておくことは大切。
全館冷房の始め方
全館冷房の始め方には2パターンあります。
Aパターンの方が全館冷房のメリットを享受しやすいですが、Bパターンでも全館冷房を行うことは可能です。
※筆者である私自身、全館冷房の存在について引き渡し後に知り、本記事で紹介している方法を実行しています。
しかし、全館冷房は実現できています。
全館冷房はいくつか押さえるべきポイントがあるのでこのポイントは必ず押さえてください。
一般的に天気予報などで言う湿度とは【相対湿度】のことです。
相対湿度が60%以下の場合、カビやダニの繁殖を抑制することができます。
相対湿度の確認には後述する【みはりん坊W】と呼ばれる温湿度計がオススメ。
※オススメする理由については後述します
エアコンを24時間連続運転させることで24時間快適な住環境を作り出します。
風量を最弱にすることでエアコンの除湿量を最大にし、風向を真下にすることで空気の攪拌効率を高めます。
次ページからAパターンの方の全館冷房の始め方を解説!
コメント