
キャンプで美味しく肉を焼きたい!
そのために鉄板を買ったはいいけど、どうやら鉄板を使用する前に「シーズニング」という処理を行わなければならないらしい。
ネットで調べても色んな手順が出てきて結局どれが正解か分からないよ…という悩みを本記事では解決できます。
「シーズニング」は2つのことさえ覚えておけば基本的にOKです。
それは
- 鉄板に油をなじませる
- 洗剤を使って洗わない
この2つです。
何だかできそうな気がしてきたでしょう?
それでは実際に私が鉄板の「シーズニング」を行った様子とともに「シーズニング」方法についてまとめていきます。
シーズニングについて
- 肉を焼くのに適した鉄板について
- シーズニングのやり方
肉を焼くのに適した鉄板

結論から言うと、鉄板は厚みがあるほど肉が上手く焼けます!
というのも、厚みがあるほど蓄熱量が高くなり、食材に旨味を閉じ込めたまま一気に焼き上げることができるからです。
本来の肉の旨味を引出し、どの部分で焼いても熱が均一のため、焼きムラや加熱ムラを抑えられます。
⇩ちなみにこちらが私が「シーズニング」を行った鉄板です。
こちらの鉄板は4.5mm、6mm、9㎜の3種類のラインナップがあります。
迷ったら、一番分厚い9㎜の鉄板を買っておけばOKですよ。
こんだけ分厚いのに値段が安い!
勿論、私は9㎜の極厚鉄板を買いました。

サイズ感もA5サイズと丁度良く、ふちが無いので余分な油は下へ落ちてくれます。
鉄板が厚いことで熱による変形も防げます(薄い鉄板は熱で反るので、何度か使うと使用できなくなります)。
ただ分厚い分重くなるのでそこだけは注意してくださいね。
私の場合は重たいものほど所有欲を満たされる病気ですので、重さ=正義です。
もしも、まだ鉄板を買っていないという方は厚めの物を購入する以外の選択肢がないですね。
お肉の焼き上がりが段違いですよ。
シーズニングとは?

そもそも「シーズニング」って何?という方はこちら部分から読んでくださいね。
分かっている方は読み飛ばしてOKです。
「シーズニング」とは、フライパンなどを油で馴染ませることを総称してそう言います。
鉄製のフライパンや鉄製の鍋などの鉄製品はサビ防止・焦げ付き防止のために最初に表面を油で慣らすお手入れが必要です。
もともとシーズニングには「乾燥」という意味がありますが、フライパンや鍋の表面を乾燥させることから、この言葉が使われるようになったとか。とくに、初めてスキレットや鉄製鍋を使うときにはシーズニングが必須。
新しいものはサビ防止のために表面にサビ止め薬が塗られているので、これ落として油でコーティングすることが重要です。
鉄板のシーズニング方法

準備物はそこまで多くありません。
- 鉄板
- 耐熱手袋
- カセットガスコンロ・カセットガス
- オリーブオイル(サラダ油でも可)
- くず野菜
- キッチンペーパー
鉄板とカセットガスコンロは言わずもがなです。
鉄板は高温になり、火傷の危険性があるので必ず耐熱手袋を着けて作業を行ってください。
自宅の鍋つかみでは歯が立ちません。
正直、耐熱手袋していても鉄板を掴むと手袋から煙が出るくらい熱いです。
後は油と油を広げるキッチンペーパーがあれば準備完了です。
手順① 鉄板を洗剤で洗う

鉄板には加工時に大量の油を使っているのでそれが残っている可能性があります。
また、出荷時に表面にサビ止めなどが塗ってあるので、それらを落とすために中性洗剤とスポンジで綺麗に鉄板を洗います。
両面とも綺麗に洗いましょう。
「シーズニング」後は鉄板を洗剤で洗うことはNGなので、今回が最初で最後の洗剤を使って鉄板を洗う作業になります。
鉄板を洗った後は表面の水が蒸発するまで空焚きしてください。

手順② 鉄板に油を塗る

表面の水が全て蒸発したのを確認してから、鉄板へ油を塗っていきます。
サラダ油でもオリーブオイルでも、ごま油でも何でも大丈夫です。
油を塗りましょう。火力は強火でOKです。
この時に煙が想像よりも出ます。
それに臭いも結構きつめの臭いがするので、できるならば屋外でやるのがベストです。

私も最初は自宅でやっていたのですが、煙とにおいがえげつなくてガスコンロを外に持って行って屋外で作業を行いました。

火にかけていると写真のように鉄板の油がまだら模様に変化してきます。
このまだら模様は油が焦げている状態です。
このまだら模様が無くなるまで何度も鉄板へ油を塗ってください。
何度も鉄板へ油を塗り重ね、均等に熱を加えることで鉄板全体が真っ黒になっていきます。
手順③ くず野菜を炒める

写真のように鉄板が全体的に黒くなると「シーズニング」は完了です。
最後の仕上げで鉄板でくず野菜を焼いて鉄臭さを取りましょう。
しかしこのくず野菜、焼いてるときにいい匂いがしてくるんですよ。
お肉を早く焼きたいという逸る気持ちを抑えて、くず野菜を焦げになるまで焼きましょう。

手順④ 鉄板を新聞紙に包んで片付ける
くず野菜を焼いたら、鉄板の表面を綺麗にして冷めるまで放置します。
この時に水を使って洗う必要はありません。
1時間程度屋外で放置すれば鉄板が冷めるはずです。
完全に冷めたことを確認してから、鉄板の表面に薄く油を塗ります。
その後、新聞紙で鉄板を包んで片付けてください。
まとめ:シーズニングのやり方

鉄板を使用するための前処理である「シーズニング」作業。
守るべきことは2つです。
- 鉄板に油をなじませる
- 洗剤を使って洗わない
【シーズニング】を行うことでお肉の焦げ付きが無くなり、サビを防ぐことができます。
使い込むことでどんどん黒光りしていく鉄板に愛着がわくこと間違いなしです。
皆さんが素敵な鉄板ライフを送れることを願っています。
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