
2020年5月からAmazonプライム限定で配信されている海外ドラマ【アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~】。
近未来を舞台にしたSFコメディで、これから先の起こりえそうな未来がユーモアたっぷりに表現されています。
シーズン1公開後に早々にシーズン2の製作が発表された本作。
その第1話を見たので、その感想について紹介します。
話のあらすじや簡単な考察を含めてまとめています。
アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~のあらすじ・概要
アップロードのシーズン1エピソード1の感想・考察
アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~あらすじ・概要
トレイラー映像が公開されているので、まずはこちらをどうぞ。
英語+字幕なしなので私にはさっぱり何を言っているかわかりませんでした。
✔作品概要
簡単にあらすじの紹介をします。
2033年の世界では、死が目前に迫った人々は6つのテクノロジー企業が経営する仮想現実のホテルに”アップロード”されることが可能となった。
金銭的に余裕のないノラはブルックリンで暮らしながら、贅沢な死後の世界、”レイクビュー”の顧客サービススタッフとして働いている。
ネイサンはロサンゼルスに住むパーティー好きのプログラマーで、彼の自動運転の車が事故を起こした際、彼は自己主張の強いガールフレンドにアップロードされて仮想現実の世界で永久に過ごすこととなり、ノラと出会う。
出典:Amazonプライム公式
2033年の近未来を舞台にしたSF。
死を直前に迎えた人間の脳を仮想現実の世界へ”アップロード”することが可能になった世界。
”アップロード”された人は仮想現実で永遠に生き続けることができます。
突然の交通事故によって”アップロード”か”死”の選択を迫られる主人公のネイサン。
恋人のイングリッドの「永遠に一緒にいたい」というワガママに押し切られる形で、”アップロード”を選択します。
死後の仮想現実サービスを運営する【ホライゾン社】で”アップロード”された人のサポート業務を担当しているノラ。
”アップロード”を選択したネイサンのアバターはノラによって作成され、仮想現実空間【レイクビュー】へ送り込まれます。
ノラは”アップデート”の際にネイサンの寝癖を直さずにそのままにするイタズラをします。
この行動が後に大きな影響を与えます。
【アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~】はAmazonプライムビデオで視聴可能です。
アップロードのシーズン1エピソード1の感想・考察【ネタバレ有】

結論からいうとワクワクするストーリーでした。
近未来は「こんな感じなのかな?」とか思いました。
スピルバーグ監督の【レディ・プレイヤー1】、アニメの【ソードアートオンライン】しかり、仮想現実世界をテーマにしている作品は個人的に大好きですね。
まだまだVRは普及していないですが、将来的には一家に一台VR機器とかになっていたりするのかなとか思います。
【アップロード】の世界でも、自動運転車や食事を3Dプリンタで出力できる機械、食事のデリバリーを行うドローン、近未来的なデバイス類などワクワクする世界観です。
自動運転が当たり前になった世界、死後には別の世界が広がっている世界。
でも、自動運転で事故は起こるし、電車は相変わらず満員電車だし。
なによりもハイテクな世界になっていくのとは裏腹に、人々の生活レベルが全く変化していない部分が面白いと思いましたね。
死後の仮想現実【レイクビュー】を運営している会社である【ホライゾン社】で働いているノラも同様です。
一見、華やかな仕事をしているような彼女もブルックリンのしがないアパートに住んでいます。
【レイクビュー】の世界のNPCは相変わらずシステマチックで、毎回決まったイベントをこなすだけなのがより仮想現実感を強めています。
ポケモンやドラクエで同じ人間に話しかけても、同じ答えしか返ってこないことを思い出し少し懐かしさを感じました。
【レイクビュー】は死後の世界ですので、極論天国のようなものです。
だから、実際は重たい話になりがちです。
しかし、【レイクビュー】の人間と現実世界の人間がコミュニケーションを取れるようになっていたり、”アップロード”された人間は死んでいるのに人間臭かったりして非常に面白いです。
【レイクビュー】で食事をとることにも現実世界のお金が必要だったりと、現実世界と仮想現実の境界線が曖昧になっている点も個人的にはグッドですね。
死んでいるのに死んでいない、そんな感じです。
それが近未来の死生観なのだと登場人物の言葉の端々から感じ取ることができます。
”アップロード”された人間はあくまで脳の記憶などの情報を基に作成されたデータの集合体でしかありません。
だからこそ、そこには魂と呼ばれるものは存在しません。
脳の記憶・意識だけがアバターを構成する要素です。
ならば、「現実世界の人間を構成するのは脳の記憶だけで、脳をそっくり別の人と入れ替えたらそれまで生きていたその人は別人なのか?」と思ってしまいました。
個人的にはそういった考えは寂しいかなとか思います。
将来はそういった死生観になっているのかとも考えられますね。
【レイクビュー】に送り飛ばされたネイサンも例外なくデータの集合体です。
ノラによって作成されたネイサンのアバターは寝癖がついています。
高級バイクを乗り回し、アプリの開発を行っているというネイサンの人生の成功者ぶりにノラは寝癖を残すというイタズラをします。
ネイサンは何度もその寝癖を直そうとしますが、データによって制御された寝癖は現実世界でノラが訂正しないと直ることはありません。
システマチックなNPCや直らない寝癖にストレスが溜まったネイサンは自分のデータを【レイクビュー】から消し去ろうと、三途の川と呼ばれるデータの川へと飛び込み自殺しようとします。
そこに現実世界から【レイクビュー】へ干渉したノラが現れ、ネイサンの自殺を引き止めます。
そして、会社の規約で禁止されている自分の名前をネイサンに教えます。
ノラがネイサンに異常に肩入れするのに多少の違和感がありましたが、恐らく何かしらのバックグラウンドがあるのでしょう。
ノラは”アップロード”の際にネイサンの生前の記憶を整理しているときに壊れた記憶ファイルがあることに気付きました。
その部分もノラがネイサンに肩入れするのに関係があるのかもしれません。
そういった伏線は今後明らかにされていくと思います。
自分の業績に響くからネイサンの自殺を止めただけの可能性もありますが。
ノラに自殺を引き止められたネイサンは考え直して、仮想現実世界【レイクビュー】で生きていくことを決意します。
一方で、遠隔操作で何者かがネイサンの壊れた記憶ファイルにアクセスして、データの削除を行っていました。
エピソード1はここで終わります。
エピソード1でははっきりと示されていませんが、食堂で出会った青年がネイサンに放った「自動運転は故障しないはず」の一言も気になります。
ネイサンは何者かに殺された、ということを示唆しているようにも感じられました。
ネイサンが死んだ(殺された?)理由などもエピソード2以降に明らかになっていくと思います。
何よりも仮想現実世界にワクワクしっぱなしの時間でした。
興味がある方はぜひ。
【アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~】はAmazonプライムビデオで視聴可能です。
個人的に気になったのがネイサンという名前。
ゲームの【アンチャーテッド】シリーズの主人公の名前もネイサンで、【アップロード】の主人公ネイサンと顔も似ているので・・・
多少のグロテスクシーンやセックスシーンがあるので、そういったのが苦手な人は視聴を控えた方がベターです。
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✔アップロード 各話のあらすじ・感想
コメント
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