

先日、彼女と婚約しまして彼女の両親へ結婚の挨拶に行ってきました、「福井人」(@hanmura_emina)です。
【結婚の挨拶】と聞くと、「自己紹介から始まり、最終的には娘さんをください!」的なお堅い感じを想像する方が大半だと思います。
私自身もそういったイメージがあったので、【結婚の挨拶】に対してマイナスのイメージを持っていました。
彼女の家にお邪魔して、いわばアウェーの状況下で自分が彼女に相応しい相手なのかをご両親に品定めされるイベント、そんな負のイメージが先行していました。

結婚の挨拶を行う日の前夜にネットで「彼女 両親 結婚 挨拶」で検索をかけて、少しでも自分の中の不安や緊張を和らげてくれる記事が無いかを探していました。
しかし、現実は残酷なもので不安を助長させるような記事しかありませんでした。
コピー&ペーストを繰り返したような似たような記事ばかりで、生の声が書いてあるような記事はありませんでした。
私はもっと「結婚の挨拶」は気軽なものだよというのを期待して記事を開いたのに、余計に【結婚の挨拶】に対するハードルが上がっただけでした。
そこで今回は、結婚の挨拶前夜でソワソワしている方に少しでも不安を取り除く記事をお届けしたいと思います。
- 私が実際に体験した結婚の挨拶
- そこから感じた学び
結婚の挨拶当日

彼女の家にお邪魔したときに会話をしたことがあり、一緒に食事をしたこともあります。
彼女のお母さんからは「しっかりしてそうな子」との箔を押していただいている状況。
関係性は上に書いたような感じで、彼女と付き合っているのが私であることには公認をいただいている感じです。
とはいっても、【結婚の挨拶】となると話は別物です。
挨拶当日は私の心を映したかのように雨が降る夜でした。

事前に彼女と話し合って服装はスーツではなくて、カジュアルな服装に決めていました。
シャツの上からコートを羽織って行きました。
服装についてはどうするかを決めておいた方がいいですね。
ネットで手土産を買っておくと良いとの情報を得ていたので、2,000円くらいのカステラを買っていきました。
彼女の家に到着し、車の中で一息深く呼吸をして彼女の家へ向かいます。
この時に私の頭の中では「自己紹介文」がグルグルと回っていました。
「○○と申します。この度は…」というようなテンプレートの自己紹介文を頭の中で反芻しつつ、玄関の扉を開けました。
そこに立っていたのは、彼女だけでした。

デモンストレーションでは、彼女とご両親がその場に居て、まず自己紹介的な流れだと思っていたので、面食らいました。
と同時に、ホッとしたのを覚えています。
彼女に促されるまま畳が敷かれた誰もいない応接間へ通されました。
羽織ってきたコートを脱いで、彼女と一緒にご両親が来るのを待ちます。
5分ほど待つと、彼女のお義父さんが応接間へ。
私は用意していたカステラを武器に立ち向かいます。

あのときの緊張感は、小学校のマラソン大会でスタートを待っているときの感覚に似ています。
1位を取りたいという思いと嫌な緊張感、心がフワフワする感覚。
お義父さんの登場を合図に私はスタートを切りました。
そのときは「ご両親から結婚を承諾される」という明確なゴールは準備されていなかったので、とりあえずスタートを切った形ですね。
しかし思わぬ形での幕切れとなります。
手土産を渡して、少しの沈黙が訪れた後に、お義父さんからの「娘をよろしく」との言葉。
スタートを切ってから、ものの1分も経たずにゴールをしたわけです。「ご両親から結婚を承諾される」というゴールはお義母さんの登場を待たずに呆気なく幕を閉じました。
それからは【結婚】してからの話、世間話でした。
結婚の挨拶に対する学び
- 自分が想像しているよりも結婚の挨拶は気負わなくていいこと
- 彼女の家はアウェーではなく、ホームであること
結婚の挨拶は自分が思っているよりもあっさりと終りました。
勿論、色々な形があると思いますが、自分の想像を超えた難易度になることはないでしょう。
彼女と結婚をするということは、向こうの家族とは親戚関係になるわけです。
余程のことが無い限り、温かく迎えてくれます。
色々なシチュエーションを準備して【結婚の挨拶】へ向かうことと思いますが、今から書く3つの心構えは大事にして下さい。
- 手土産を準備すること
- 時間を守ること
- 自分に自信を持つこと
それでは一つずつ解説していきます。
心構え① 手土産を準備すること

【結婚の挨拶】へ向かう前に手土産を準備しておきましょう。

「結婚のご挨拶をする時間をわざわざ設けてくれることへのお礼」として手土産を持参しましょう。
手土産の相場は、1,000円以上~3,000円未満とされています。
高価な手土産は相手に気を遣わせるので注意してください。
手土産は、相手側のご両親が好きなものを事前に確認しておくのがいいですね。
心構え② 時間を守ること

社会人として当然ですが、時間厳守で行動しましょう。
5分前行動を心掛けましょう。
彼女の家まで時間がかかりそう、余裕をもって行きたいという人は、早めに自宅を出て彼女の家の近くのコンビニで時間を潰すなどして時間の調整を行うといいですよ。
心構え③ 自分に自信を持つこと

これが最重要です。
仮に自分の娘をお嫁に出す状況を想像してほしいのですが、「ナヨナヨしたしっかりとしていなさそうな人」へ自分がこれまで育てた娘を任せられるでしょうか?
答えはNOですよね。
相手側の立場になって、どんなものを求めているかを判断してそれに応えていくことが重要です。
最後に
【結婚の挨拶】について書かれた他の記事を見ると、「親のことについて情報を収集しておくこと」や「当日の流れを準備して結婚の挨拶内容を決めておくこと」とありますが、全部無視しても大丈夫です。
その記事を書いている人はきっと実際に【結婚の挨拶】を体験したことが無い人でしょう。
自分の思い通りに話は進みません。常に人生は想定外の連続です。
彼女と「結婚した後にどうするか」の話を詰めておくだけで十分です。
後は前述した3つの心構えを守れば、間違いなく成功します。
- 手土産を準備すること
- 時間を守ること
- 自分に自信を持つこと
自信を持って行ってきてくださいね。
コメント