
今回はCX-5に2019年3月にCX-5を購入し1年半試乗した筆者がこれまでのCX-5とのカーライフを通して感じたことを素直に率直に紹介します。
CX-5とは総距離2万2千kmの道程を共に過ごしてきました。
毎日一緒にいたからこそ感じられたことを今回は記事にしたいと思います。
- 特別仕様車のCX-5に1年半乗った感想
- CX-5のラインナップについて
CX-5のある生活


こんにちは、「福井人」(@hanmura_emina)です。
マツダのCX-5は最高ですね!
2012年に初代が発売されたCX-5ですが、2017年にフルモデルチェンジを行い2代目となりました。
エクステリアが刷新され、初代に比べて精悍な顔立ちとなりました。
CX-5の大きなモデルチェンジはそのときの一度だけですが、2017年以降もマイナーチェンジが何度か行われています。
その度に様々な部分が洗練された形へと変化しています。
また、マイナーチェンジでエンジンの種類も増え、現時点で様々なものがラインナップされています。
CX-5のラインナップ
CX-5は大きく分けて【ガソリンエンジン】と【ディーゼルエンジン】に分けられます。
- スカイアクティブ – G2.0(【20S】【20S PROACTIVE】【20S Silk Beige Selection】)
- スカイアクティブ – G2.5(【25S】【25S PROACTIVE】【25S Silk Beige Selection】【25S L Packge】)
- スカイアクティブ – G2.5T(【25T L package】【25T Exclusive Mode】)
駆動方式はG2.0はFF(前輪駆動)のみ、それ以外はFFと4WDの両方があります。
25TのTはターボの略式で、2018年秋にエンジンラインナップに追加されました。
- スカイアクティブ-D2.2(【XD】【XD PROACTIVE】【 XD Silk Beige Selection】【XD L Package】 【XD Exclusive Mode】)
ディーゼルエンジンは全てのモデルで4WDを選択することができます。
ディーゼルには6段MTが2018年秋に追加されました。

マツダのトルクフルなクリーンディーゼルはとても評判がいいですね。
実際に山道を運転していても後ろからグイグイと押してくるようなトルクを感じます。
CX-5に1年半乗った感想


それでは、CX-5と一年間過ごした感想を書いていきます。
購入したCX-5の仕様
折角買うなら一番良いやつが欲しいと思い、特別仕様車を購入しました。
総額は420万円になりました。
レビュー① エクステリア


このエクステリアに惚れて買ったので大満足ですね。
個人的には現在のマツダ車のデザインに勝てる国産車はあるのかな?と思います。
ヨーロッパライクな高級感が漂っていて、カーブミラやガラスに映ったCX-5を見るたびに惚れ惚れします。
ただマツダ車は【魂動デザイン】と呼ばれる全車に統一的なデザインを採用しているので、CX-30やCX-8と同じように見えてしまうこともありますね。
(マツダに興味のない方にしてみれば全部一緒に見えているんだろうなぁと思うことがあります。)
グレードが違っていてもエクステリアにはあまり変化が無いのでその部分はちょっとだけ惜しいかなと思います。
カラーには匠塗のソウルレッドを採用したのですが、これが大正解!
街中を走っていても歩行者や対向車の視線を感じます。ちょっとした優越感を感じることができます。
レビュー② インテリア


こちらもエクステリア同様文句なしです。
どのグレードを買うか迷っていて、最初は【XD PROACTIVE】買おうかなと思っていたのですが、実際に【XD Exclusive Mode】に乗り込んだ時の質感の高さにノックアウトされ、契約書に判子を押していました。
最上級モデルということもあり、シートには贅沢に【ナッパーレザー】が使用されてます。
このナッパーレザーが素晴らしいです。手触りや見た目の質感、文句なしですね。
1年半乗っても特にへたりなども生じていません。
シートは全席【シートヒーター】が装備され、 【Exclusive Mode】 には【シートベンチレーション】(運転席&助手席のみ)が備わっています。
一部の高級輸入車のみに採用されていたシートベンチレーション機能ですが、最近では国産車でも徐々に採用され始めましたね。
それでも採用されている数は少なく、400万円という破格の価格で採用できるマツダの企業努力に感謝です。
【シートベンチレーション】は夏場に大活躍してくれました。
強さが三段階で調節が行えるのですが、常にMAXの強さで使用していました。
お尻の部分に溜まった熱を換気して熱が閉じこもらないので、夏場の悩みの一つのお尻に汗をかくことを防げます。
【シートヒーター】は冬場に暖房が効くまでの繋ぎ、また暖房との併用で快適に過ごすことができます。

シートヒータの弱点を一つ上げるなら快適すぎて眠くなることですね。
天井は黒色で統一され、全体的にシックな印象にまとまっていますね。
天井が黒色、シートもディープレッド(レッドとはいうが、ブラウン系に近いです)ですので、人によっては圧迫感があるかもしれません。

インパネやドアトリムには、本物の木を素材とする【本杢パネル】を採用しています。
こちらのパネルは【Exclusive Mode】限定。
この辺の【Exclusive Mode】にしか付いていない装備に購買意欲を刺激されました。

私が購入した当時は【XD Silk Beige Selection】はありませんでした。
あったとしたら、そっちを買っていたのかなぁとか思ったりもします。
ただ【XD Silk Beige Selection】はシートの素材が合皮なのが残念です。
基本的に手が触れるような部分はソフトパッドで覆われ、質感の高さが伺えます。
また各部にあしらったさりげないメッキ加飾が、質感をワンランク上質なものにしています。

こちらのコマンダーコントロールでナビの設定や音楽のボリューム調整を行えるのですが、操作感は抜群に良いですね。
「カチッカチッ」と小気味の良い音を鳴らしながら回る様は、意味もなくコマンダーコントロールを触ってしまう程の魅力に包まれています。

色々と噂の絶えない【マツダコネクト】ですが、サイズ感は丁度いいと思います。

私が購入したモデルの【マツダコネクト】の画面サイズは7インチです。現在は8インチへインチアップしています。
最初は小さいと感じましたが必要十分な大きさ。
CX-5の内装のシックさに合わせると、このくらいのサイズ感が主張しすぎていなくていいですね。
ただ後で不満点としてまとめていますが、【マツダコネクト】のその他もろもろの部分はもう少し洗練されてほしいですね。
オーディオ関係
オーディオの評価は【Exclusive Mode】には標準で付いている【Boseサウンドシステム】になります。
マツダは「上質なサウンド」を目指してCX-5の設計段階でBoseと共同で【Boseサウンドシステム】を製作しました。
合計で10個のスピーカーを車内にバランス良く配置することで、【音に包まれる環境】を構築することに成功しました。
【Boseサウンドシステム】が載っていないCX-5には乗ったことが無いので単純な比較ができませんが、本当にこのシステムは素晴らしい出来だと言えます。
実際にアーティストがライブを行っているんではないかと錯覚するような音の臨場感があり、ダッシュボードから音が飛んできて「スッ」と耳に入ってくる感じです。
この「スッ」とという感覚が重要で、会話の邪魔にならない音楽の鳴り方・聞こえ方です。
音楽のボリュームを上げているにも関わらず、会話はスムーズに行えているのです。
ロードノイズを最大限カットしているのも、【Boseサウンドシステム】に大きな影響を及ぼしていますね。

ハンドルやスピードメーター周りも洗練されていますよ。
無駄がなくスイッチ類が配置され、運転中に目を向けずに操作することができます。
こちらにもさりげなくメッキ加飾が施されています。
スピードメーターは【Exclusive Mode】のみ液晶モニタです。

エンジンをかけたときに、液晶モニタにCX-5のロゴが表示されるのですが所有感を満たしてくれます。
スピード表示はフロントガラスに投影されているヘッドアップディスプレイ(HUD)によって、視線の移動が少なくスピードの確認を行えます。
またそれ以外にも、道路上の「制限速度」や「一時停止」の標識をフロントガラスに備え付けられたカメラが読み取り、HUD上に表示されるため便利です。
中でも一番便利な機能が「ナビの行き先表示機能」ですね。

何m先で曲がるのかがHUDに表示されるため非常に便利です。
視線の移動が減るだけで運転中の疲労感は変わってくるので長距離ドライブに重宝するようになりました。
インテリアには総じて満足ですね。
レビュー③ エンジン・走行性能

- エンジン最高出力:140[kW] 190[PS]/4500[rpm]
- エンジン最大トルク:450[N・m] 45.9[kgf・m]/2000[rpm]
素人ですのでエンジンなどのパワートレインの数値を見ても良く分かりません。
ただ乗っていて感じるのは「余裕がある走り」だということです。
高速の合流もそうですし、山道の上りも楽に行えます。
特に山道では持ち前のトルクでスイスイ上っていきます。
通勤は山道ですが、全くストレスが無いですね。
寧ろスイスイと上っていくので気持ちが良いですね。

ディーゼル特有のカラカラ音は車外にいると気になりますが、車内に入ると全く気になりません。
排気ガスは独特の臭いがしますね。
車高が高いので見晴らしがよく、サイズの割に運転しやすいです。
360度ビューモニタが付いているので狭い道では重宝しますよ。
カーブを曲がる際の見切りも楽で、カーブではGVCが効いているのかスムーズに曲がってくれます。
ただし車高が高いので結構なスピードでカーブに進入すると振られます。
この部分では【マツダ3】の圧勝ですね。
【マツダ3】の試乗を行ったときのカーブのいなし方は、まるでスケートリンクを走っているかの様なスムーズさで曲がることができました。
全車速対応の【レーダークルーズコントロール】がついているので使ってみた感想としては、便利すぎてこれがない生活には戻れません。
ただ反応がワンテンポ遅れているので、追い越しでの加速時には自分でアクセルを踏んで加速しています。
ゆっくりと加速するときは【レーダークルーズコントロール】を使用しています。
全車速対応ですので、停止時にも使用してみたのですが「いつブレーキ踏むの?」ってくらい反応が遅く、止まるときも慣性で前に重心が移動するような気持ち悪い停止だったので、高速の渋滞でブレーキを踏む必要があるときは切ってます。
しかし、定速で高速道路を走る分には十分な性能です。
私の車は4WDですので、今年の冬の雪道での走行性能はどの程度か確認したかったのですが、全くといっていいほど雪が降らず4WDの恩恵をあずかることはできませんでした。
レビュー④ 乗り心地

乗り心地には不満点も特筆すべき点もないです。
普通かなという感じですね。
道路の凹凸も「ドンッ」という感じで伝えるのではなく、「グワンッ」って感じでサスペンションで上手に逃げているような感じですね。

夏用タイヤ19インチ、スタッドレスタイヤ17インチですが、やはり17インチのほうが乗り心地は良いですね。
レビュー⑤ 燃費
カタログ燃費:17.4[km/L]
実燃費:15~18[km/L]
燃費については文句無し。
冬や夏にエアコンをつけていても大幅に燃費が落ちることはないですね。
落ちても14[km/L]程度までですかね。
高速道路よりも70kmで巡航できる道路の方が燃費が伸びます。
感覚的には18[km/L]くらいだと思います。
軽油ですので燃料費も安く、満タンまで入れても6千円程度で済むので財布に優しくありがたい限り。
満タンまで入れると800kmほど走ってくれるのですから頭が上がりません。
私の良く通る道がストップアンドゴーが少ない道路なのが燃費が悪くならない要因だと思います。
レビュー⑥ 不満点
- 360度モニター・バックモニターの解像度の悪さ
- 【マツダコネクト】について
360度モニター・バックモニターの解像度の悪さ

今は慣れましたが、初めて乗った時は360度モニター・バックモニターの解像度の悪さに驚きました
友人の乗っているハリアーのバックモニターの解像度がとても良かったので…
今では360度モニターがあることで、細い路地などで取り回しがし易くすごい助かっています。旅行にいったときは知らない路地を通る時が多いので、車体感覚を掴んでいない初期は本当に助かりました。
納車してから2週間も経っていないにも関わらず、神戸まで行って運転が大変だったのはいい思い出。
【マツダコネクト】について

【マツダコネクト】もっと頑張っての一言に尽きます。
普段は【マツダコネクト】にiPhoneを接続して【Apple CarPlay】で音楽を聞いているのですが、これがCX-5のエンジンを切るたびにリセットされます。
CX-5のエンジンをかけるとすぐにラジオが流れ出し、マツコネの画面には【USBが接続されていません】の表示。
iPhoneの電源を着けると繋がるのですが、直して欲しい点です。
また、【マツダコネクト】の立ち上がりがとても遅くエンジンスタートしてから30秒後くらいに音楽が鳴りだします。
Bluetooth接続のときも同様にエンジンスタート時の接続が遅く、ワンテンポ遅れて音楽が鳴り出します。
前に書いた部分はまだ許せる部分です。
本当に直してほしい点は「DVDやTVを運転時に見られないこと」。
停車時はDVDやTVを見ることができますが、運転を開始すると画面がブラックアウトします(音は聞こえている状態)。
【マツダコネクト】が良くなればCX-5はもっと売れるだろうと確信しています。
【まとめ】マツダCX-5納車後レビュー

総評としては、CX-5には大満足です
納車されてから一年半で色んな所へ連れて行ってくれた良き相棒。
京都や名古屋、和歌山など総距離22000kmの道程を共に行動してきました。
時には伏見稲荷の駐車場で車中泊をすることもありました。
【エクステリア】、【インテリア】、【走行性能】、【乗り心地】、どれをとっても素晴らしい出来です。
是非皆さんがこのレビューを見てCX-5を購入し、「CX-5のある生活」が送れることを楽しみに、今回の記事は終わりにします。
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