
コーヒーを飲むことが好きで、集中するときにはコーヒーを飲む習慣がある、「福井人」です。
朝のルーティンでコーヒーを飲む人や昼の休憩時にコーヒーを飲む人は多いのではないかと思います。
コーヒーの香りって何だか心を解してくれるような、そんなリラックスした気分にさせてくれますよね。
「豆を自分で挽いてコーヒーをドリップすることも面白そうだな」と思ったりするのですが、まだその領域には手を出せていません。もっぱらインスタントの甘ったるいコーヒーを飲んでいます。
そんな様々な人に愛されているコーヒーですが、どうやらコーヒーは私を愛してくれないようです。
というのも、コーヒーを飲むと大体お腹を下します。
体感で3回に1回くらいはお腹を下しているような気がします。
私以外にもそういった人はいるんじゃないかと思います。
コーヒーを飲んでお腹を下すのにはいくつか理由があり、今回はそんなことを記事にしてみました。
お腹を下す理由
コーヒーを飲んで腹痛に悩まされるのにはいくつかの原因があります。
- カフェインが原因
- カフェイン中毒
- クロロゲン酸が原因
- タンニンが原因
- 砂糖が原因
一つづつ簡単に解説していきます。
カフェイン中毒?

ご存知だと思いますが、コーヒーにはカフェインと呼ばれる成分が入っています。
カフェインには興奮作用があり、世界中で一番使用されている精神刺激剤です。コーヒー以外にもエナジードリンクに入っています。
カフェインには他にも胃酸を分泌させる作用があります。
コーヒーを過剰に摂取することで胃酸が活発に分泌され胃痛が起こります。
また、カフェインを摂取しすぎると「カフェイン中毒」と呼ばれる病気になります。
カフェインを摂取すると疲労感が和らぐなどの効果がありますが、過剰に摂取すると身体がその量に適応してきて、カフェインの興奮作用が弱まってきます。
「効かないから更にカフェインを摂取する」という悪循環に陥ります。「カフェイン中毒」のストーリーの始まりです。
かのフランスの哲学者・文学者・歴史家であるヴォルテールは「コーヒーが毒であるとしても、効き目の遅い毒だ」という名言を残しているように、コーヒーは飲みすぎると毒になります。
しかし、ヴォルテール自身はコーヒーの愛飲家でした。日に50杯ものコーヒーを飲み、医者に「大好きなコーヒーに殺される」と言わせてしまったほどです。
つまり、効き目の遅い毒だから飲んでも大丈夫でしょ?という反論のように聞こえますね。
そんな極論は一旦置いておいて、 欧州食品安全機関(EFSA)では健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量を1日に400mg未満と提言しています。
具体的に言うと、1日にインスタントコーヒーを5~6本飲んでいる人は気を付けた方がいいです。
前にエナジードリンクにもカフェインが入っていると書きましたが、実はコーヒーの方がカフェイン量が多いです。
代表的なエナジードリンクのモンスターで36mg、レッドブルで30gです。
コーヒーは一杯あたり60mgあります。
ウーロン茶にも20mg程度カフェインが含まれています。
クロロゲン酸が原因?
クロロゲン酸はコーヒーに含まれるポリフェノールの一種です。
私の普段飲んでいるネスカフェはクロロゲン酸などのポリフェノールが300mg以上入っています。
クロロゲン酸にもカフェイン同様、胃酸を分泌させる作用があります。
タンニンが原因
タンニンとはコーヒーの苦味や渋みを醸し出す成分の一つです。
タンニンは適量の摂取であれば問題ありませんが、過剰摂取は腸粘膜に強い刺激を与えてしまいます。
お茶や紅茶などのカフェインが含まれる飲み物は大丈夫だけど、コーヒーを飲むと腹痛になるという人はタンニンが原因の可能性があります。
砂糖の摂りすぎ
砂糖入りのコーヒーを飲むと腸内環境が悪化して、下痢などの症状を引き起こすことがあります。
コーヒーをブラックで飲めないという人は砂糖を入れていると思います。私もブラックは飲めない派です。
砂糖を入れたコーヒーを飲むことにより血糖値が上がり、結果として体内の浸透圧が上昇します。
腸には浸透圧を一定に保つ性質があり、腸粘膜から水分を引き出して腸内の浸透圧を元の状態に戻そうとします。
結果的に腸内の水分量が増えて下痢になってしまいます。
予防策について
では、どのように予防するのが正しいの?という話になると思います。
- そもそもコーヒーを飲まない
- カフェインレスのコーヒーを飲む
- コーヒーに牛乳を入れる
腹痛になるのが嫌だったら、腹痛の原因を取り除く必要がありますね。
一番の解決策はコーヒーを飲まないという選択ですね。
しかし、そんな答えを求めていないって人が大多数だと思います。
そこでカフェインが入っていないコーヒー(デカフェ)を飲むというのはどうでしょうか。
しかし、これで腹痛が防げるのはカフェイン要因の腹痛のみです。
最後の方法としては、コーヒーに牛乳を入れる、もしくはコーヒーを飲む前に牛乳を飲む。
ただし、牛乳を飲むと腹痛になる乳糖不耐症の人は効果がないので注意してください。
最後に
コーヒーを飲むと腹痛になる原因と予防策は分かりましたが「これじゃ美味しくコーヒーを味わえないよ」って感じですよね。
そんなこと気にせず、コーヒー飲みましょう。皆さんで「レッツ!ヴォルテール化!」
「コーヒーが毒であるとしても、効き目の遅い毒だ」
ヴォルテール
コメント