【書評】「三体/劉 慈欣著」を読んだのでレビュー・感想

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雑談

最初に言っておきたいのが、今回紹介する劉 慈欣著の「三体」は非常にワクワクするSF小説だったということです。

三体」は元々中国のSF専門誌”科幻世界”に2006年に連載され、2008年1月に重慶出版社から単行本が刊行されました。

その6年後の2014年に英訳版が出版されると、スマッシュ・ヒットとなり、2015年のヒューゴー賞を受賞しました。

ヒューゴー賞は世界最大のSF賞と言われています。

私はその辺の知識に疎いので「何だかすごい賞なんだなぁ」くらいの印象でしたが、どうやらアジア人でこの賞を取るのは史上初らしく、相当すごい賞だということが分かりました。

2019年にやっと日本語翻訳がされ、書籍化されました。

日本語版が発売された時の前評判は中々なもので

  • 中国で三部作累計2,100万部突破
  • アジア圏&翻訳小説初のヒューゴー賞受賞
  • オバマ前大統領やFacebookの創設者マークザッカーバーグ氏が大絶賛
  • 現代中国最大の衝撃作ついに日本上陸

と、購買意欲を刺激してくる宣伝文句が数々でした。

三体」は三部作となっており、今回レビューする「三体」はその第一部となっています。

第二部は今年刊行予定で、第三部は2021年刊行予定です。

そんな「三体」ですが、物語の背景にあるのが天体力学の”三体問題”です。

三体問題”とは三つの天体がたがいに万有引力を及ぼし合いながらどのように運動するかという問題で、一般的には解けないことが証明されています。

そんな三つの天体を三重太陽として持つ惑星に文明が生まれたとしたら」というのが本書の基本設定です。

福井人
福井人

ここまで読み進めたあなたはきっとこう思ったでしょう?

何だか難しそうだし読むのやめとこう

私も最初は難しそうだと思いました。

しかし、読み進めていくうちに”三体問題”などを解くための数学的・物理学的な知識は必要ないことに気付きます。

そんなSF小説「三体」の簡単なあらすじを説明していきます。

記事の内容

「三体」のあらすじ

「三体」を読んだ感想

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「三体」のあらすじ

物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望したエリート科学者・葉文潔。

彼女はある日、巨大なパラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされます。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが極秘裏に進行していました。

数十年後、ナノテク素材の研究者汪森は、ある会議に召集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げれらます。

その陰に見え隠れする怪しい団体、科学的にありえない怪現象。

そして、汪森が入り込む三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム「三体」の正体とは…?

三体」は葉文潔と汪森のW主人公で、物語が進行していきます。

物語の始まりは”文化大革命”という実際に中国であった大規模な権力闘争の血なまぐさい場面から始まります。

福井人
福井人

文化大革命のことは良く分からないけど、何だか壮絶な始まり方だなぁと初っ端から強烈な印象を受けます。

その後、場面が変わり現代。

世界的な科学者が次々と謎の自殺をしていくのと並行して、3つの太陽を持つ惑星を舞台にしたVRゲーム「三体」の世界が展開します。

このVRゲームの登場キャラクターは、周の文王やニュートン、アインシュタイン、秦の始皇帝などバラエティに富んだ人物が続々と登場します。

福井人
福井人

このゲームを主人公の一人である汪森がプレイするのですが、小説内でのゲームの描写が面白くて、ページをめくる手が止まりません。

次の展開は?次の展開は?と先が気になって読むのを止められなくなります。

三体」のテーマは異星文明との「ファースト・コンタクト」です。

第一部では物語の起承転結の”起”の部分で、風呂敷を広げるだけ広げた状態です。

異星とのファーストコンタクトが今後どのように展開されていくのか、第二部に期待です。

まとめ:「三体」を読んで

私、SF小説を読むのが初めてで、SF小説ってどんな感じだろうと思っていたのですが、なぜこれまでSF小説を読んでこなかったんだと後悔するくらい、ワクワクする内容でした。

三体」の本の帯に私が尊敬する小島秀夫氏のレビューが書かれていたことも本作を購入しようと思ったきっかけです。

三体」の面白さは、数学や物理学、歴史などの難解な点がありつつ、VRゲームなどのエンタメ的な要素を織り交ぜて、SF小説として昇華している点ですね。

三体問題”などの難しそうな単語やあらすじから堅苦しいイメージを持ちますが、実際はSF初心者にも読みやすく、ビックリするほどのめり込めます。

序盤から中盤にかけては話の内容が全く分からず読者である私達が置いてけぼりにされますが、後半にかけてのそこら中に散らばった伏線同士が見事に繋がっていくのはとても読んでいて気持ちが良かったです。

読まなきゃ損と言えるほど完成度の高い小説でした。

また、めくるめくワンダーというような小説でした。

三部作の第一部であるため、まだまだ明らかにされていない伏線がありますが、それは第二部や三部で回収されると思います。

ぜひ、「三体」世界に皆さんが踏み込み、その世界にどっぷりと浸かることを楽しみにしています。

Kindle版なら定価の半額で読むことができますよ

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管理人プロフィール

福井人

はじめまして!福井で産まれて25年が経ちました【福井人】です。

会社員2年目ですが、連日Twitterで流れてくる「ブログでいくら稼いだ」のツイートを見て、一念発起してWordpressでブログを開設!

生活をちょっとだけ豊かにする「面白い」記事を積み上げていきます。

先日、付き合っている彼女と婚約して、現在結婚式の準備や新居の打ち合わせなどを進めています。
一条工務店のi-smartシリーズで家を建てる予定。
打ち合わせ内容や家のことについて発信中。

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